秋の風物詩、にごり酒の瓶詰め作業が高知県香南市の酒造会社で始まっています。フルーティな香りや甘みが特徴で、およそ4000本が出荷されます。

明治17年=1884年に創業した香南市の高木酒造です。1974年から、新酒のにごり酒を「おり酒」として販売していて、10日から、今年の出荷分の瓶詰め作業が始まっています。おり酒は米のうまみを感じやすく香りがフルーティなのが特徴です。

県産の早場米=フクヒカリが使われていて、今年は甘みや香りなどのバランスがとても良いということです。瓶詰め作業が進められている建物には甘い香りが広がっていました。

(高木酒造 高木直之 社長)
「県内の人に飲んでほしいという思いで当初から作っている。高知ならではの早場米のお酒ということで、全国的に先駆けて楽しめるところを楽しんでほしい」

高木酒造のおり酒はおよそ4000本出荷され、14日から、県内の量販店を中心に販売されます。