土佐和紙に水彩絵の具で描く、越知町出身の洋画家・野並允温(のなみのぶはる)さんの個展が高知県いの町で開かれています。

四国の風景を描いた作品中心に68点展示


迫力のある油彩画に、温かい雰囲気を醸し出す水彩画。高知県越知町出身の画家・野並允温(のなみのぶはる)さんの作品です。

今年「米寿」を迎えた洋画家・野並允温さん(高知・越知町出身)

今年、数え年の88歳=米寿(べいじゅ)を迎えた野並さん。これまでを振り返る記念の個展を、いの町紙の博物館で開いています。会場にはふるさと高知をはじめ、四国の風景を描いた作品を中心に、68点が展示されています。作品の多くは厚手の土佐和紙に、水彩絵の具を何度も塗り重ねて描かれていて、深みのある作品となっています。

高知県内では今回が最後となる野並さんの個展は9月24日まで、いの町紙の博物館で開かれています。