高知県内は台風6号の影響で大気の状態が非常に不安定となっています。降り続く雨の影響で津野町では土砂が崩れ、国道が通行止めとなっています。
県内上空には台風6号周辺の暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定になっています。今後も断続的に雷を伴った非常に激しい雨が降り、警報級の大雨となる見込みです。
降り始めからの雨量は馬路村魚梁瀬で378.5ミリ、仁淀川町鳥形山で290.5ミリ、佐川町で265.5でミリとなっています。※午前11時まで
この雨の影響で津野町では土砂崩れが発生しています。
警察によりますとこの土砂崩れによるケガ人はいないということです。
(近くの住人)
「午前2時ごろ工事の車が来た。赤いランプつけて。それで『何やろ』と起きて見たら崩れていた。来たときは『えらいことや』と思って」
交通にも影響が出ています。JR土讃線では、特急列車が高知駅から窪川駅間で、普通列車が伊野駅から窪川駅間で、またJR予土線窪川駅から江川崎駅間で運休しています。
(茨城から)
「西佐川に行くつもりだったがどうしようかなと思って…須﨑までは行くと思っていたので『台風ってこんなものかな』とびっくりしました。いつもこうなんでしょうかね」
「今から龍河洞に行きたいと思っている。」
「思っていたよりひどい雨だったので行ったはいいけどちゃんと帰って来られるかなと心配ではあります」
土佐くろしお鉄道では、中村・宿毛線で終日列車の運転を見合わせています。
高知地方気象台によりますと今後予想される1時間雨量は多いところで中部・東部・西部ともに60ミリです。気象台は土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫、高波に警戒するよう呼びかけています。