新型コロナウイルスの高知県内での感染状況について、県は「第9波に入っていると認識している」としました。

県によりますと7月17日から23日までの1週間で新型コロナウイルスに感染した人の数は定点1医療機関あたりの平均で19.2人となっています。新型コロナが感染症法上の5類に移行する前に県が対応の目安としていた「警戒」から「警戒強化」にあたる水準だということです。

入院している人の数は7月26日時点で207人となっていて重症が12人、中等症のうち呼吸不全を伴う患者は16人、確保病床の占有率は43.3%となっています。

県は入院患者の増加を受け「第9波に入っていると認識している」として、より一層の感染防止対策を呼びかけています。

(県健康政策部 家保英隆 部長)
「5類に入ってから特効薬的な方法はない。個々の場面に応じた感染症の対策をしていただくこと、重篤化しやすい人に接する場合はそれなりに(対策の)レベルを上げていただく。ふだんの日常生活で社会経済活動を回す部分にはそのことを考えて対応していただくということで、場面場面に応じた対応をお願いしたい」