地元の魚の魅力を再発見してもらおと、高知県内の大手回転寿司チェーンで、高知の魚を使ったメニューが提供されることになりました。

身が厚く、極上の甘みが味わえるあおりいかに、脂が乗った沖さわらの寿司。どれも、高知でとれた魚を使ったメニューです。

回転寿司チェーン「くら寿司」は、今年4月から、全国各地の店舗で地元の魚を使ったメニューを提供しています。テーマは「地魚地食(じざかなじしょく)」。地元の魚の魅力を再発見して水産業を活性化させるほか、燃料高騰によるコスト削減が背景です。

(くら寿司広報部 小山祐一郎ジュニアマネージャー)
「地元のおいしい魚を積極的に仕入れて商品化していくことで、仕入れにおいては、為替の影響や円安の影響など物価高の影響を極力受けにくい形での仕入れの仕方も模索し続けることで、おいしいお寿司をリーズナブルに提供していく」

県内の店舗で登場するのは、香南市や室戸市の魚を使った5種類のメニューで、毎週土日に1種類ずつ販売されます。この取り組みを通じて、他社との差別化もはかりたい考えです。

(くら寿司広報部 小山祐一郎ジュニアマネージャー)
「国内においては、魚の消費量がどんどん減っている中で、まずは、私たちのような全国チェーンの店でも、地元のおいしい魚を仕入れることによって、地元のお客さんに提供する。地元のお客さんに地元の魚の魅力を改めて感じていただきたいですし、漁師、漁業関係者に少しでも還元できればと思います」

高知の魚を使ったメニューは、県内にあるくら寿司2店舗で、29日から提供されます。