高知県奈半利町で種のないスイカが収穫の最盛期を迎えています。甘くてみずみずしい希少なスイカです。
真っ赤な果肉のスイカ。種がほとんどないのがわかりますか?

海を望む奈半利町で収穫の最盛期を迎えている種無しスイカです。スイカ生産者の山中晴明さんが1.2メートルほどの高さのトンネルにビニールを貼った畑で栽培しています。
(木岡アナウンサー)
「外も30度ほどととても暑いんですが、トンネルの中はもっと暑いです。育てられたこちらのスイカ、持ってみると重い、普通のスイカより大きく8キロほどあるそうです」

山中さんは畑の中に入り、手で叩いて音を確かめながら収穫を行います。
「コンコン」
「若干低い音がえいかな」
希少な品種で、水やりや温度管理などが難しいため、幻のスイカともいわれています。大きいもので12キロほどあり黒い種はほとんどありません。糖度は12度から14度ほどと見た目も味も圧倒的です。
(木岡アナウンサー)
「みずみずしくて甘い。甘さがしっかりあるのにみずみずしさもある。皮近くまで甘い」
山中農園では10年以上前から種無しスイカの栽培を行っていて、毎年およそ3500玉を出荷しています。地元の人やふるさと納税でのリピーターも多く、人気を集めています。
(山中晴明さん)
「『今年もおいしいです』とかその言葉が一番うれしいです。お塩をふって冷やして食べてもらったら、(スイカで)熱中症対策をして夏を過ごしてもらえればと思います」
山中農園の種無しスイカは奈半利町の物産館いちじくのほか、県内の量販店で、7月末まで販売されます。