23年3月、高知県安芸市で起きた土砂崩れで、孤立した集落の被災状況などを報告した住民2人に、警察から感謝状が贈られました。住民は「自助」の大切さを語りました。
感謝状が贈られたのは、安芸市に住む小松靖一さんと小松圭子さん夫婦です。
23年3月、安芸市の県道で土砂崩れが発生し、畑山集落に住む15世帯24人が孤立状態となりました。
その際、携帯電話の回線が繋がらなくなったことから、集落に住む2人は、衛星電話で被災状況や避難状況などを警察や市などに連絡したといいます。
安芸警察署では2018年から、災害時、住民に自身の周りの被災・避難状況などを提供してもらう「災害モニター」制度を導入しています。管内では14人が協力していて、小松靖一さんもその一人です。
(小松靖一さん)
「地域の自立などの仕組みを作らないとと思って一生懸命してきた。何かあった時の初動であったり、自分たちでどこまでできるか。『自助』という自分たちの地域を自分たちでどこまで対応できるか。自分の体力作りも含めて頑張っていかないといけない」