植物学者・牧野富太郎博士の植物に関する資料をはじめ、博士の故郷・高知県佐川町出身の文学者が執筆した小説や随筆などの作品が県立文学館で展示されています。

県立文学館で開かれている「牧野富太郎と佐川の文学展」。植物学者・牧野富太郎博士や故郷・佐川町にゆかりのある文学者について知ってもらおうと、およそ40点の資料や書籍などが展示されています。

牧野博士が残したユーモア溢れる名言が綴られたパネルもあるほか、佐川町出身の文学者が執筆した当時の町の様子などを作品を通して知ることができます。優しい字体で書かれたこちらの資料は、牧野博士が生前に書いた随筆で、四季折々の美しい植物が語りかけるように記されています。

(県立文学館 川島禎子 学芸員)
「牧野さんご自身もおもしろい方ですが、牧野さんを育んだ“佐川”っていう土地もおもしろいですし、ぜひそういった周辺のものに目を向けてもらえたら広い世界が見えるんじゃないかって、そういったところをぜひ見ていただきたいです」

「牧野富太郎と佐川の文学展」は、来年3月末まで県立文学館で開かれています。