12日から13日にかけて、北日本から西日本の広い範囲で黄砂が予想されています。今年最強クラスの黄砂とみられ、濃度が高くなった場合、飛行機の離着陸など、交通への影響がでるおそれもあります。
気象庁発表の黄砂情報によりますと、11日午前9時現在、華北や中国東北区で黄砂が観測されていて、水平方向で見通しのきく距離を示す“視程”が2km未満となっているところがあります。
この黄砂は、12日から13日にかけて、北日本から西日本の広い範囲に飛来する見込みで、視程が10km未満となり、場所によっては5km未満となる見込みです。

【視程の距離ごとの影響】
・10km未満…風景がぼんやりかすむ
・5km未満…車や洗濯物などの表面への砂の付着が目立ち始める
・2km未満…飛行機の離着陸など交通への影響が出始める

テレビ高知の東杜和(ひがし・とわ)気象予報士によると、すでに福岡と広島、鹿児島、高松、新潟、札幌、大阪、仙台、名古屋の観測地点では黄砂が観測されています。このほか、全国各地の気象台が観測を発表しています。














黄砂の飛来は14日の未明ごろまで続く見込みです。視界の悪化による交通障害、洗濯物の汚れ、咳など健康への影響に注意してください。
