レスリングで世界に活躍の場を広げた親子が、高知県の移住促進の取り組みに協力することになりました。
移住支援特使の委嘱は、県の移住促進の取り組みとして2013年度から行われています。今回、委嘱されたのは、レスリングで有望選手を世界に送り出している櫻井優史さんと、世界で活躍している娘のつぐみさんです。香川県出身の櫻井優史さんは、1998年の高知国体を機に、高校教諭として高知に移住。20年以上にわたってレスリングの指導を行い、教え子でもある長女のつぐみさんは、世界選手権2連覇を果たしています。
県はこれまで、企業からの推薦者を委嘱していましたが、高知で力を蓄え、世界での活躍につながった櫻井さん親子に、移住促進に協力してもらおうと、個人で初の委嘱となりました。
(高知国際高校レスリング部 櫻井優史 監督)
「(高知は)いろいろな分野での活躍のチャンスがあると思っています。可能性のあるチャンスがたくさん転がっていると思うので、そういったところをいろいろな人にお伝えできたらなと思っています」
(レスリング世界選手権2連覇 櫻井つぐみ 選手)
「生活しやすくて食べ物がおいしい、自然がいっぱいですごくいいところだと思うので、いろんな人に発信していければなと思います」
県によりますと、2021年度の高知への移住者数は、1167組で、2023度は1300組を目標としています。県は、移住促進策をさらに進めようと、相談窓口を、「県UIターンサポートセンター」に改めました。