新型コロナについて新たに32人の感染が確認されました。高知県は対策本部会議を開き、総合判断を6段階で最も低い「感染観察」に引き下げると共に、5類移行後の現段階での対応方針を示しました。

新たに感染が確認されたのは10歳未満から80代までの32人で、病床の占有率は2.3%と3%を下回る状況が続いています。このため県は29日対策本部会議を開き、総合判断を6段階のうち最も低い「感染観察」に引き下げました。県が行っている無料検査は5月7日まで延長されます。

また、5月8日に新型コロナが感染症法上の5類に移行することに伴い、県の現段階での対応方針が示されました。この中で、公費負担だった医療費は原則、保険診療による自己負担となることや、医療体制については幅広い医療機関で対応できるよう、来月中旬に「移行計画」を策定するとしています。

(濵田省司 知事)
「医療体制を含めた5月8日以降の新たな体制、取扱いについては4月の後半により具体化した時点で県民のみなさまに分かりやすく示す考え」

新型コロナワクチンについては、来年度も原則全ての人が無料で接種できるようになりました。