高知県内は日中、青空が広がり、春の陽気となりました。四万十市のトンボ自然公園では2種類のトンボの羽化が始まりました。

ヤゴから脱皮し、胴体と尻尾を伸ばして閉じた羽根を乾かしているのは「タベサナエ」のオスです。

タベサナエ

四万十市具同のトンボ自然公園では81種類のトンボの生息が確認されています。「タベサナエ」は羽根が乾きしばらくすると飛び立っていきました。

そこから数メートル離れた所で草にしがみついていたのはメスの「シオヤトンボ」。

シオヤトンボ

体を軽くするため時々、体内に溜まった水分を尻尾の先から垂らします。じっくりと時間をかけて羽根を乾かした後飛び立っていきました。

トンボを観察する杉村光俊さんによりますと、今月8日に今季初めて飛び立った「シオヤトンボ」とヤゴの抜け殻を確認したということです。

サクラの開花まであと少しですが、虫たちにとってもこれからが春本番です。