春の訪れを告げる梅が高知城で咲き始めています。全体的には4分咲きから5分咲きですが、中には多くの花を咲かせている木もあり、訪れる人達を楽しませています。

高知城の梅ノ段には10種類、およそ160本の梅の木が植えられています。高知地方気象台によりますと、県内では去年12月末と先月末に冷え込みが強まったこともあり、今年の梅の開花は例年より6日遅い今月2日となりました。高知城の梅は全体的には4分咲きから5分咲きでまだ蕾が目立ちますが、詰門の側にある枝垂れ梅はすでに多くの鮮やかな花を咲かせています。

20日は朝から梅を観に訪れる人の姿が見られました。

(東京から)
「色んな種類があったのですごく面白くて、こちら(高知)の方がたぶん早い、咲くのが。東京より暖かいです」

「桜って、(咲くのが)ほんの一時でしょ?けど梅は咲き始めから終わりまで長いことみんなで楽しめると思って、いつ来てもいい」
「梅は寒い冬に耐えてこうして一番先に咲く」

高知城の梅は今後、気温が上がれば見頃を迎えますが、気象台によりますと、21日、22日は寒気の影響で気温が下がる予想となっていて、週末から来週にかけてが見ごろとなりそうです。