新型コロナの感染症法上の分類が今年5月に「5類」に引き下げられることが決まった中、濵田知事はマスクの着用について「国がガイドラインを示すことが望ましい」との見解を示しました。
政府は新型コロナの感染症法上の位置づけを、ゴールデンウイーク明けの5月8日から季節性インフルエンザと同じ「5類」に引き下げる方針を決定しました。政府はマスクの着用について「屋内・屋外を問わず個人の判断に委ねる」方針です。6日の定例記者会見で濵田知事は「国がガイドラインを示すことが望ましい」と述べました。
(濵田知事)
「一説には個々人の判断だというような方向性を示されているような節もあるが、まったく白紙でお一人お一人で考えてくださいというのはちょっとこれは国としてのやや責任放棄に近いのではないかと思います。国のほうで科学的な知見に基づいて何らかの考え方を示していただく、ガイドライン的なものを示していただくというのが望ましいのではないかと思います」
また、卒業式についても「最後の機会ではマスクを外してお互いの顔を見合ったうえで節目の式典をしたいという気持ちも十分わかる」として、「国が何らかの考え方をまとめることが望ましい」との見解を示しました。