高知県は、27日、県内で今シーズン初めての、ノロウイルスの集団感染が発生したと発表しました。乳幼児施設の園児12人に、嘔吐や下痢などの症状が出て、このうち6人が、ノロウイルスによる感染性胃腸炎と診断されたということです。
高知県によりますと、1月16日から20日にかけて、須崎福祉保健所管内の乳幼児施設で、園児111人のうち、12人に、嘔吐、下知、発熱などの症状が出たということです。このうち6人が、医療機関で、ノロウイルスによる感染性胃腸炎と診断されたということです。入院した人や重症者はおらず、全員、快方に向かっているということです。
高知県内では、2022年9月からの今シーズン1例目の集団発生事例だということです。
【予防対策と注意点】
・食事の前や、トイレの後には必ず手を洗う
・下痢や嘔吐の症状がある場合は、食品を取り扱う作業をしない
・患者の便や吐ぶつには直接ふれない
・加熱が必要な食品は中心部までしっかり加熱する
・床などに飛び散った吐物などを処理するときには、使い捨てのエプロン、マスク、手袋を着用し、ペーパータオルなどで静かにふき取る。ふき取った後は、次亜塩素酸ナトリウムで浸すように床をふき取り、その後水拭きをする