26日にかけて、日本の上空にはこの冬一番の強い寒気が流れ込み、強い冬型の気圧配置となる予想です。日本海側を中心に大雪となる見込みで、積雪が短時間に急激に増えるところもあります。また、普段雪の少ない太平洋側でも、山間部を中心に大雪となりそうです。2022年の12月に、記録的な大雪となった高知県では、すでに山間部で雪が降り始めていて、高速道路の通行止めなど、影響が出ています。
【大雪・低温について】
降雪は次第に強まり、25日まで日本海側を中心に大雪となる。特に24日夕方から25日昼前は、東・西日本の日本海側を中心に降雪が強まり、積雪が短時間に急激に増えるところがある。普段雪の少ない太平洋側でも、山間部を中心に大雪となり、平地でも、積雪や大雪となるところがある。24日夕方から夜にかけて、関東南部平野部でも雪が降り、積雪となるところがある。東北地方や北陸地方は、26日も局地的に大雪となる。また、全国的に気温がかなり低くなり、10年に一度程度の低温となる。
【暴風雪・高波について】
海上を中心に非常に強い風が吹き始めている。25日にかけて、海上を中心に全国的に非常に強い風が吹き、海は大しけとなる。
【警戒事項について】
大雪や猛吹雪、吹きだまりによる交通障害、暴風・高波に警戒。低温による水道凍結、路面凍結、なだれ、電線への着雪、落雷、竜巻などの激しい突風に注意。
【四国の情報】(高松地方気象台・24日午前5時20分)
24日昼過ぎから25日明け方にかけて、山地では大雪となり、平地でも大雪となる所があるでしょう。寒気の南下が予想より強まった場合は、警報級の大雪となるおそれがあります。
24日6時から25日6時までに予想される24時間降雪量(いずれも多い所)
平地…10センチ 山地…30センチ
25日6時から26日6時までに予想される24時間降雪量(いずれも多い所)
平地…1から5センチ 山地…5から10センチ
高知県では、山間部を中心に大雪となっていて、高知自動車道は川之江東JCT~大豊ICが、上下線ともに通行止めとなっています。(24日正午現在)