水道管の凍結や破裂のおそれがある、今回の寒波。対策を取材しました。

水道管の凍結防止策について、高知市水道局の石河さんに聞きました。まず、水道管の凍結は、氷点下3度から氷点下4度程度で起こりやすいということです。対策として重要なのが、「直接外気にふれないようにする」ことだといいます。

「直接外気にふれないように…」水道管の凍結防止対策は

まずは外にある蛇口。全体をタオルや布などで覆うことで、凍結防止対策となります。大事なのは、濡れていないものを使うことです。ホームセンターなどで購入できる保温材を使うと、より効果が高いといいます。

全体をタオルや布などで覆う→濡れていないものを使う

『保温材』はより効果が高い

(高知市上下水道局管路管理課 石河直さん)
「保温材があるんですけれどこの保温材を巻き付けたら予防にはなる。直接外気に触れるのがなくなるので、その分凍結しづらくなる」

「水を出しっぱなしにする」も有効…でも料金は?

屋外だけでなく屋内でも、蛇口から箸1本分ほどの太さの水を流し続けることで凍結対策になります。例えば12時間、箸1本分の少量の水を流し続けた場合には、一般家庭で、約360リットル、数百円程度の料金がかかることになりますが、凍結し、破裂してしまった場合の修理料金(数千円~1万円程度)と比べると、少額ですみます。

水を流し続ける

万が一、水道管が凍ってしまった場合にやってはいけないこととは…

(高知市上下水道局管路管理課 石河直さん)
「自然解凍を待つしかない。熱湯をかけてしまうと(水道管が)破損する原因になるので熱湯をかけることはやめてほしい。」

熱湯をかけることはやめてほしい

破裂したら“止水栓”閉じる…どこにあるか確認を

自然解凍でない方法としては、タオルなどをかけ、お風呂の温度くらいの“ぬるま湯”をかけたらよいということです。そして、もし水道管が破裂してしまった場合は、水道水が漏れ続けるのを防ぐために「止水栓を閉じる」ことが重要です。止水栓の場所は、一軒家や集合住宅などによって様々で、早めに場所を把握することも大切です。また、凍結し、水が出ない状態のまま外出する必要がある場合、蛇口を閉じておくのを忘れないようにしてください。