高知市在住の金属造形家の展示会が開かれています。60年以上鍛金一筋で制作を続けてきた集大成とも言える展示会です。

高知市の文化プラザかるぽーとでは金属造形家・石川充宏(いしかわみつひろ)さんが高知に在住して40年の節目を記念した、展示会が開かれています。

石川さんは神奈川県出身の81歳。高知には1986年に高知大学の助教授として赴任してきました。大学在学中に金属を叩いて形を作る「鍛金」に出会い、これまで60年以上にわたり、鍛金一筋で制作を続けてきました。

会場に並ぶ70点以上の作品の中で、石川さんの原点とも言えるのが24歳の時に作ったこちらの作品です。

(石川さん)
「溶かした鉄を粘土みたいにくっつけているこの辺とかおもしろい」

(岡本アナウンサー)
「本物の骨のようなリアルさがある」

(石川さん)
「東京藝術大学の授業で美術解剖学の授業があって、骨に興味をもった。(当時)すごく痩せていて、がりがりだったので友達から『骨』と呼ばれていた」

骨を表現した作品からはじまり、その後は、エジプトの王妃像に興味をもったことから、女性の美しさを表した作品の制作を続けてきました。

こちらは日本最大規模の美術展「日展」で最高賞を受賞しています。

(石川さん)
「エジプトの王妃像をテーマに作品をずっと作ってきた。これが私の代表作。『おしり』が人気がある」

(岡本アナウンサー)
「プリっとした感じが美しい」

(石川さん)
「立体の作品だから、周囲から見てほしい」

硬い金属から生み出される繊細な曲線と独自の造形美が、訪れた人を深く引き込みます。

(来場者)
「初めてだけど、惹かれる作品もたくさんあり、すごいと思う」

展示会は21日までで最終日には石川さんのトークショーが行われます。