人口減少や少子高齢者により若い世代の献血が不足する中、大学生や高校生らが高知市の量販店を訪れた買い物客に献血を呼びかけました。
高知県赤十字血液センターでは成人式のある1月に毎年、献血を呼びかけるイベントを行っています。今回は県立大学健康栄養学部1年の島崎千昌(しまざき・ちあき)さんが『血液センター1日所長』に任命され、県内の高校生たちとともに訪れた買い物客に献血を呼びかけました。16歳から献血することができますが、県内では特に10代から30代までの若い世代による献血が不足していることが課題となっています。
■夫婦で献血した人
(妻)「たまたま買い物に来ていて学生たちが呼びかけていたので行こうかなと思いました。少しでも力になれたらと思って(献血を)やったので役立ってほしい」(夫)「(献血は)14年ぶりでしたけれど不安はなくできました。教師をしていますのでこのやったことを子どもたちに伝えてこんなこともあると知ってもらえたらと思う」
■高知県赤十字血液センター献血推進課 小野卓二(おの・たくじ)推進係長
「貴重な時間を使ってもらい献血に来てもらいありがとうございます。少子高齢化の影響もあり献血可能人口が減少しています。特に若い世代を中心に今後、献血する人が減少することが予測されます。若い人も含めて献血に参加してほしい。」
高知県赤十字血液センターはイベントを通して今後も若い世代を中心に献血を呼びかけていきたいとしています。