“医療機関”を騙る男から消毒液を仕入れるよう依頼され、高知市の建設系の会社が、仕入れのために振り込んだ132万円をだまし取られていたことが分かりました。
高知県警が2025年度から把握する「法人」をターゲットとした新しい手口の詐欺で、警察が警鐘を鳴らしています。
高知県警によりますと、20日、高知市内の建設系会社の代表の男性が、以前から取引がある不動産会社の従業員から、「市内の医療機関が内装を変更するために業者を探している」などと仕事の依頼を受けました。
男性は不動産会社の従業員から送られた高知市内の医療機関の連絡先に電話したところ、一度は電話を切られましたが、直後に別の番号から電話があり“高知市内の医療機関”を名乗る男と内装に関することや現地確認の段取りについて話したということです。
その後、“高知市内の医療機関”を名乗る男から「内装とは別件で、以前は院長と消毒液を売っている業者が直接やり取りをしていたが、トラブルがあって直接買うことができなくなった」「何年か前から、以前、内装を依頼した業者に消毒液の手配をお願いしていたので、そちらでも手配をお願いしたい」「1本1万2000円で購入してもらい、そちらで手数料を取って1本1万5000円で売ってもらえれば…と考えている」などと言われ、男性は仕入れの依頼を引き受けました。
そして男性は、“高知市内の医療機関”と名乗る男から伝えられた業者に連絡し、消毒液を100本手配しようと指定された口座に132万円を振り込んで、だまし取られたということです。
高知県内では2026年、特殊詐欺の被害が56件発生していて、被害額はおよそ4億7128万円にのぼっています。
今回の詐欺は、高知県警が2025年度から把握する「法人」をターゲットとした新しい手口で、県警は「業務契約を締結する際は直接訪問や、公的な連絡先に折り返し連絡をするなどして、確実に相手を確認してほしい」と注意を呼びかけています。










