「原発さえなければ、放射能さえなければ⋯」消防団の無念
岡さんは、紙芝居「浪江消防団物語 無念」を通じて、消防団員たちの苦悩を伝えています。地震の直後、消防団は瓦礫の下から多くの人を助け出しました。しかし「原発」や「放射能」が、彼らの行く手を阻みました。
当時、地震発生直後から福島第一原発が危機的状況に陥り、放射能汚染の深刻さが判明するにつれ、段階的に立ち入り禁止区域の範囲が広がっていきました。そして3月12日午前5時44分、原発から10km圏内への立ち入りが禁止され、請戸地区は立ち入り禁止区域となりました。
▼紙芝居・消防隊員の台詞
「あそこには、救助を待つ人がたくさんいるんです。見殺しにはできません!」
⋯という消防団の訴えに対し、災害対策本部は、次のように答えるしかありませんでした。
▼紙芝居・災害対策本部の台詞
「立ち入り禁止となった以上、あなたたちに『行け』とは言えません。救助は、消防署員と自衛隊がタイベックススーツを着て対処します」
消防団には「住民の避難誘導」だけが命じられました。










