2月末、ICTを学ぶ高校3年生たちが、ドローンを使ったショーを行いました。高校生活最後のフライトは、後輩たちの道しるべになったようです。

2月27日、卒業式を控えた高知県立伊野商業高校の体育館には、38機のドローンがずらり。

キャリアビジネス科ICTコースの3年生が、これまでの学びの集大成を披露しようとショーを企画しました。伊野商業高校は、文部科学省がデジタル人材を育成するための「DXハイスクール採択校」となっていて、生徒たちは2025年5月からドローンについて学び始めました。2025年7月には、30機のドローンを持って中学校を訪れ、ドローンを身近に感じてもらうための出前授業を行ったり、11月には、県内で初めてとなる一般向けのドローンショーを行ったりして経験を積んできました。

(参加した中学生)
「これからもドローンが活用されることが多くなると思うので、そこで自分も使ってみたいなって思いました」

(ICTコース3年 藤本蒼波さん)
「みんなが知らんようなところでもドローンって使われゆうし、使われゆうドローンが今後さらに発展していって、もっといろんなところで、もっと身近な存在になるよっていうことを分かっていただけたらなって思います」

そして、ついにやってきた、卒業前ラストのフライト。テーマは、「四季」と「感謝」です。

今回使用したのは、これまでのショーよりも8機多い、38機のドローン同士がぶつからないように、縦・横・高さの座標や、移動させる速度など複数の動作をおよそ1か月かけてプログラミング。雪だるまや、もみじ…花火などをLEDライトの明暗や動きを駆使して表現します。

また、後輩たちに感謝を伝えるため、「三・年・間・あ・り・が・と・う」と文字でも表しました。ショーを見た後輩たちは、先輩たちの努力の結晶を見て盛り上がっていました。

(2年生)
「すごくきれいでした。『最後の3年間ありがとう』というのが本当にすごかったです」
「いろんな種類があって、サクラの木から落ちるやつもリアルで再現度が高かったです」

(プログラムしたICTコース3年 藤原良多さん)
「思っていたよりもみんなの反応が良くて、拍手もおこってくれたので、率直にうれしいです。一番文字に使ったもので30機超えたくらい使っているので、衝突を考えないといけないので、すごく大変でした」

後輩たちは先輩たちの「観客を楽しませるドローンショー」を引き継ごうと、気合を入れていました。

(ICTコース2年 中澤詩さん)
「きょう見たドローンショーのように、人の心に残るようなドローンショーを送りたいと思います」

「心に残る」ショーを披露することができた3年生は、「挑戦」で得た学びを胸にこれからの目標に向かって羽ばたきます。

(ICTコース3年 藤原良多さん)
「挑戦してみることは大事だと思いました。誰かの笑顔を作ることができるような人間になりたいと思います」