高知県に住む70代の男性が、警察官などを騙る男らから「あなたの口座がマネーロンダリングに使われている。紙幣の番号を確認するので指定する口座にお金を振り込んでほしい」などと電話で指示され、8750万円をだまし取られていたことがわかりました。
高知県警によりますと、2月9日、香南市に住む70代の男性の携帯電話に“電話会社職員”を名乗る男から「あなたの名前で契約されている携帯電話の料金が未払いだ」などと連絡がありました。しかし男性は“電話会社職員”の男から言われた金融機関の口座を開設した覚えがなかったため、その旨を伝えたところ、男は「電話を警察に転送する」と言い、電話は“警視庁のハットリ”を名乗る男に繋がりました。
“警視庁のハットリ”は「あなたの口座がマネーロンダリングに使われていて、被害届が出ているので東京に出頭できますか?」などと切り出し、男性が「身に覚えがない、すぐに東京には行けない」ことを伝えると、“警視庁のハットリ”は「在宅で捜査します」と言い、今後はコミュニケーションアプリで連絡するよう希望してきました。
男性は「携帯電話がスマートフォンではない」ことを伝えると、“警視庁のハットリ”は「新たに携帯電話を契約するよう」指示し、スマートフォンを契約させられた男性は、それ以降の連絡をコミュニケーションアプリのメッセージやビデオ通話で行うようになりました。
そして“警視庁のハットリ”は、「あなたの持っているお金の紙幣番号が、マネーロンダリングされたお金の紙幣番号と一致するかどうか、確認しないといけません」「指定する口座にお金を振り込んでください」「その後、確認方法を教えます」などと指示し、話を信じた男性は、指示通りに複数回にわたって、合計8750万円を振り込み、だまし取られたということです。
高知県内では2026年に入って、特殊詐欺被害が10件発生していて、被害総額は2月の時点ですでに1億246万円にのぼっています。
県警は、以下のような対策や注意喚起を呼びかけています。
▼犯人からの接触を防ぐため「知らない電話には出ない」対策
固定電話:ナンバーディスプレイの利用、国際電話利用休止の申し込み
携帯電話:セキュリティアプリの導入
▼警察官は、コミュニケーションアプリやビデオ通話で連絡をとったり、お金の送金や携帯電話の新規契約を要求したりしない。










