
高速道路で「駐停車していい時」と「ダメな時」
ここまでに示したのは、あくまで「故障などによるトラブルで、やむを得ず停車する場合のみ」の対応です。そもそも高速道路上は、道路交通法で「駐停車禁止」と定められています。
高速道路で駐車・停車が認められているのは、以下のような場合のみです。
▼危険防止のため一時停止するとき
▼故障などのため十分な幅のある路肩や路側帯にやむを得ず駐停車するとき
▼料金の支払いなどのため停車するとき
例えば、「携帯電話での通話」や「カーナビの操作」、「仮眠」などで高速道路の道路脇や「非常駐車帯」に駐車・停車するのは違反行為にあたり、罰則の対象となります。これらの行為は、必ずサービスエリアやパーキングエリアに立ち寄ってから行ってください。
そして、「ガス欠」や「バッテリーあがり」で駐車・停車するのも違反です。ドライバーには、車が走れなくならないよう必要な措置を講じる義務があり、これらを怠れば「高速自動車国道等運転者遵守事項違反」となります(違反点数2点・普通車反則金9000円)。
つまり、ガス欠やバッテリーあがりなどのトラブルが無いよう必要な措置を講じるのは、ドライバーの義務です。車の燃料や、冷却水、エンジンオイルの量、バッテリーの状態などを、日ごろから点検しておくことが大切です。










