詐欺被害の防止に向けて高知県警と金融機関が共同宣言を行いました。式には警察庁の特別防犯対策監でもある俳優の杉良太郎さんも出席しました。
「詐欺被害を世界から根絶するため官民が一体となって取り組むことをここに共同で宣言します」

宣言式は、県警と四国銀行や高知銀行など県内に本店を置く10の金融機関が行いました。両者は情報提供に関する協定を締結していて、警察からは不正利用口座の情報、金融機関からは、被害にあったもしくはあう可能性がある顧客の情報などを共有し、詐欺被害防止につなげます。

▼高知信用金庫 沖本健二 専務理事
「口座が別々なので情報が共有できるのが一番大きいと思う」

19日は警察庁の特別防犯対策監を務める俳優の杉良太郎さんが出席し、県民に呼びかけました。

▼警察庁 杉良太郎 対策監
「特殊詐欺は一筋縄ではいかない、海外から大きな拠点を持って訓練をして、だますプロですから。高知県民はきょうをもって目覚めてほしい。自分たちはやすやすと特殊詐欺のようなものにはひっかからないと」
2025年、高知県内での特殊詐欺の被害額は2024年より3億円以上増え、およそ5億円となっています。










