高知市の高知みらい科学館で、漁業現場を支える高知の“ものづくり”が紹介されています。

高知市のオーテピア5階にある高知みらい科学館では今月から、高知が誇る「魚に関するものづくり」が紹介されています。こちらは東洋町の釣り針メーカーがつくる「マグロはえ縄漁の釣り針」。300キロを超えるマグロの重さに耐えられるよう頑丈かつしなやかに金属を加工する技術が使われていて、国内でトップシェアを誇っています。

こちらは高知市のソフトウェアメーカーがつくる自動えさやりシステム「餌ロボ」。魚が餌を食べなくなるとAIが自動でエサやりを止めるため無駄がなく漁業者の負担軽減にもつながります。

意外と知られていない、漁業現場のニーズを実現させる、高知の高い技術。私たちの身近にあるおいしい魚は、そういった“ものづくり”によって支えられていることを学芸員自らが現場で取材し展示にまとめました。

(高知みらい科学館 岡田直樹 学芸員)
「おいしく食べている魚の背景には、こういったいろいろなな工夫やこだわってつくられた“ものづくり”があることを知ってもらいたい」

高知の『魚』のものづくり」はオーテピア5階の高知みらい科学館で来年6月30日まで展示されています。