12月10日、高知県須崎市に新たなスポットが誕生しました。須崎市と金融機関などが連携した地域再生の取り組み「海のまちプロジェクト」の一環です。
大正時代の建物を利用したアートの発信地「まちかどギャラリー」の東にきょうオープンした須崎大漁堂。空き家となっていたビルをリノベーションする形で、2020年の夏から整備を進めてきました。大漁堂は須崎市のアンテナショップでありながら、地元の人たちにとってはお茶やおしゃべりを楽しめる憩いの場所になることを目指しています。看板メニューは、須崎の真鯛を丸ごと使った、出汁がきいたマイルドな辛さの白カレーと、四万十ポークと米豚のひき肉を使った、スパイシーな黒カレーです。また、その日獲れた新鮮な魚を味わえる「須崎のサカナ盛り定食」に、四万十ターキーのハムや魚のコロッケをはさんだ、地元ならではのバーガーもあります。オープン初日のきょうは訪れた人たちがさっそく広い店内で食事やおしゃべりを楽しんでいました。
(訪れた人)
「内装とかすごいですね。あの木が特に。こんなきれいなところで地元のごはんを食べられたらいいですね」
この通りには来年、もう一店舗、姉妹店がオープンする計画になっていて、地域の活性化に地元の期待が高まっています。大漁堂周辺では11日、オープンを記念した「海のまちマルシェ」が開催されます。キッチンカーがやってくるほか、アーティストが出演するステージも楽しむことができます。