災害時に円滑な医療体制を整えられるよう、高知市の高知医療センターで訓練が行われました。

▼医師呼びかけ
「わかりますか?名前を教えてください」
この訓練は、大規模災害時に高知県の拠点病院となる「高知医療センター」と、指定避難所となる「高知県立大学」が合同で実施しました。病院の職員と学生合わせて約340人が参加。平日の朝に南海トラフ地震が発生し、震度7の揺れを観測したとの想定で行われました。

訓練では災害対策本部の立ち上げや大学との通信手段を確認したほか、学生が傷病者役となり治療の優先順位をきめる「トリアージ」では、ほかの部署と迅速な連携がとれるか確かめていました。
▼トリアージ統括無線呼びかけ
「看護師先ほど3名と言いましたが、追加で2名でトータル5名でほど来ていただきたいです」

▼高知医療センター看護師 赤瀬駿さん
「訓練の時でもテンパっているのでそれが実際の現場で起きないように落ち着いて冷静に対処できたらと思います」

▼高知医療センター救命救急センター 齋坂雄一センター長
「訓練を通じて、準備もそうなんですけども人の配置であったり連絡の体制であったり、いろいろな部署のスタッフが入り混じった状態でそういう体制を構築できるかどうかというところからやっていければいいかなと思います」