高知県内の金融機関が地域医療の課題解決に向けた研究を表彰する賞の成果報告会と表彰式が14日、高知市で行われました。

3年前に設立された「高知信用金庫医学研究賞」は、高知大学医学部の教員、医師、大学院生の中から地域医療の課題を解決するために尽力する研究者が毎年3人ほど選ばれています。受賞者は高知信金が設立した基金から研究計画に応じて100万円まで支援金を受け取ることができ、14日は2024年に受賞した2人の研究者が1年間の研究成果を発表しました。そして2025年度、4人の研究者が受賞し、表彰式が行われました。

(高知大学医学部薬理学講師 東洋一郎さん)
「身が引き締まる思いで私たちがやっていることは基礎研究ですけれども、それを臨床の現場へひとつずつ重ねながら届けていきたいなという思いです。これからはより高知の皆さまに届けるための研究も念頭に置きながらやっていきたいと思います」

受賞した4人は2026年の成果報告会にむけて1年間、研究を進める予定です。