高知県内8月の有効求人倍率は1.04倍と3か月連続で減少したことが高知労働局の調べで分かりました。

高知労働局によりますと、8月の有効求人倍率は、前の月を0.03ポイント下回る1.04倍と3か月連続の減少となりました。新規求人数は2024年の同じ月より337人少ない4584人で、4か月連続で減少しています。産業別では、2024年の同じ月と比べて運輸・郵便業や農林・漁業など3業種で増加。特に運輸・郵便業では2026年開設予定の複合物流センターの求人募集に伴い、136%と大幅に増加しています。

一方、建設業やサービス業など10業種では受注が減ったことや最低賃金が発表される前の求人控えなどから2024年の同じ月より減少しています。高知労働局は県内の雇用失業情勢について「改善の動きにやや弱さがみられる。引き続き物価上昇などが雇用に与える影響に注意する必要がある」としています。