高知東部自動車道で乗用車が対向車に衝突し、1歳の男の子が死亡した事故からまもなく1年です。男の子の両親が厳罰を求める12万筆以上の署名を高知地検に提出しました。
(神農彩乃さん)
「一日ってこんなに長かったんだって思うことがたくさんあったけど、ああ、もう一年たったんだ、あっという間だなって何ともいえない矛盾を感じていたり」

1年前の事故で最愛の息子を亡くした神農彩乃さんです。事故があったのは2024年9月21日。高知東部自動車道で、乗用車が対向車線にはみ出し、神農さん家族が乗ったワンボックスカーと衝突。後部座席に乗っていた1歳の男の子、煌瑛(こうえい)ちゃんが死亡しました。

車を運転していた男は、過失運転致死傷の罪で在宅起訴されています。彩乃さんと夫の諭哉さんは、これまで街頭やインターネットで厳罰を求める署名活動を行い、12万1117筆が集まりました。

(神農彩乃さん)
「事故のあとのニュース記事を見ても心無いコメントがあったので、直接言われたらどうしようって怖かったけど、そんな人全くいなくて、とにかく頑張ってと涙流してくれる人が多くて」
この後、彩乃さんは集めた署名を高知地検に提出し、直接思いを伝えました。
(神農彩乃さん)
「今の法律が許す範囲で一番重たいものをよろしくお願いしますと伝えた。検事さんも心強く熱心にやってくれるので一緒にたたかっていければなと」
9月21日、痛ましい事故から丸1年を迎えます。