気象庁発表の全般台風情報(11時13分)

台風第15号は、4日は九州にかなり接近し、その後、進路を東よりに変え、5日にかけて西日本から東日本の太平洋沿岸を東に進む見込みです。西日本から東日本では、5日にかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。九州南部、九州北部地方、四国地方、東海地方では4日昼過ぎから5日昼過ぎにかけて、線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性があります。

〈雨の予想〉
西日本から東日本では5日にかけて、台風や太平洋高気圧の縁をまわる暖かく湿った空気が流れ込み大気の状態が非常に不安定となるでしょう。台風から離れた地域でも雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となるおそれがあります。また、5日には前線が北陸地方から東北地方南部にのびるため、北日本でも雨の強まるところがあるでしょう。

4日12時から5日12時までに予想される24時間降水量(多い所)
東北地方      120ミリ
関東甲信地方    150ミリ
北陸地方      120ミリ
東海地方      250ミリ
近畿地方      250ミリ
中国地方      120ミリ
四国地方      300ミリ
九州北部地方    200ミリ
九州南部      180ミリ

5日12時から6日12時までに予想される24時間降水量(多い所)
関東甲信地方 150ミリ
東海地方   100ミリ

〈線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性のある地域と期間〉

東海地方⋯岐阜県、静岡県、愛知県、三重県 4日夕方から5日昼過ぎにかけて
四国地方⋯徳島県、愛媛県、高知県 4日夕方から5日朝にかけて
九州北部地方⋯大分県 4日昼過ぎから4日夜遅くにかけて
九州南部⋯宮崎県 4日昼過ぎから4日夜遅くにかけて