高知県の東部・安芸市の観光スポット「野良時計」の前に植えられているヒマワリが、見ごろを迎えています。2025年は天候に恵まれて生育が良く、地元の人が「今年は最高の出来」と胸を張るほどです。

安芸市土居にある観光スポット「野良時計」。まだ各家庭に時計が無かった明治中期に、地主だった畠中源馬氏が全て手作りで完成させた時計台で、その前にある畑に植えられているヒマワリが、いま見ごろを迎えています。

10年以上前、地域の人たちが、市のシンボル「野良時計」の周辺をにぎやかにしようと、ヒマワリの種を植えました。近くの公民館を管理する人たちや住人が中心となって、大切に育てていて、今年は5月下旬に地域の子どもたちも参加して種をまきました。

先週、雨が続いたことから、ヒマワリの花は21日あたりから咲きはじめ、現在は「7分咲き」だということです。

大きくてきれいなヒマワリを見ようと、22日は高知県内外から人が訪れ、写真を撮るなどして楽しんでいました。

◆訪れた地元の小学生2人組
「すごく黄色い。一面に咲き誇って、すごいと思います。仲の良い友だちと、また見に行きたいです」

今年は天候に恵まれて生育がよく、成長期に雨が少なかったことから茎が伸びすぎず、ほぼ全てのヒマワリが倒れることなく咲きました。畑の近くに住む人は「今年は最高の出来だ」と話していました。

◆安芸市立 土居公民館 松本孝 館長
「先週、強い雨風が降ったので倒れないか心配でしたけど、なんとか頑張って咲いてくれています。暑い夏ですけど、ゆっくり休憩もしながら、花と風景を楽しんでいただけたらなと思います」

ヒマワリは7月いっぱい楽しめるということです。