大正時代の“モダンデザイン”を楽しめる企画展が、高知県高知市で開かれています。

高知県立文学館で開催中の「花咲くモダンデザイン~大正イマジュリィの世界~」。「イマジュリィ」とは、フランス語で「イメージ図像」を意味し、大衆に親しまれた版画や印刷物を指します。

会場には、大正時代にグラフィックデザインの世界をけん引した、13人の作品が並びます。

明治から昭和にかけての画家・竹久夢二は、“着物の女性”を描くイメージが強いですが、こんな“モダンなドレス姿の女性”も描いていました。

また、小さなマッチ箱に込められた繊細なデザインからは、当時の世相が感じられます。

◆高知県立文学館 織田敦子 学芸課長
「『1点物の絵画』と違って、大衆に広く渡った『本の装丁』や『ポスター』とか、そういう時代を感じられるもの。けど、とても“モダン”なデザインを見ていただいたらうれしいです」

企画展は、6月15日まで開かれています。