取材に応じる小林心選手

◆小林心 選手(4月20日・福島戦後のコメント)
「昨シーズンもシュート練習はしていたんですけど、今シーズンは練習後のシュート練習を神野さんと毎日しています。『オフ・ザ・ボール』の動き(ボールを持っていない時の動き)を、神野さんには細かくアドバイスをいただいていて、こうした練習を重ねて、試合で良い形が出たというのは感じています」

今シーズン、開幕後の2試合で得点はありませんでしたが、3戦目のFC大阪戦(3節・3月2日)でJ初ゴールを決め、「自分の中で、得点する感覚が元に戻った」と振り返る小林心選手。そこから得点を積み重ね、現在、J3得点ランキングトップの「10ゴール」を挙げ、開幕前の目標だった「2桁得点」を早くも達成しています。(5月18日時点)

そんな小林心選手は、「ここまでのベストゴール」を報道陣に聞かれると、ハットトリックを達成した4月20日(10節)福島ユナイテッドFCの1点目のゴールを挙げました。この場面、小林心選手はセンターサークル付近でボールを受け、そのままドリブルで抜け出し、先制ゴールを押し込みました。

小林心 選手
「福島戦の『持ち運んで1人で点を取った』ゴールは、自分の持ち味でもある『スピードに乗ったドリブル』が見せられたので、あの得点が自分の中で“ベストゴール”だったかなと思います」

初めての“J”の舞台でも、確かな手ごたえを感じているという小林心選手。今回の受賞で、選手個人としてサッカー界ではさらに注目される存在となりそうですが、「For The TEAM」の精神は忘れません。