四万十川で、細長い姿をした珍しい魚が捕獲され、高知県四万十市にある魚の展示施設で公開されています。
こちらが細長く薄い茶色をした体長25センチほどの魚です。

3月下旬に四万十川の下流でシラスウナギ漁をしていた男性が捕獲し、“変な魚がいた”と四万十市具同の四万十川学遊館に持ち込みました。

学遊館の職員が画像を添えてSNSで発信すると反響があり、魚類のウミヘビに詳しい研究者からウナギ目・ウミヘビ科の一種、『ワカウナギ』ではないかと指摘があったといいます。
学遊館では四万十川水系に生息するアカメなど100匹ほどの魚を飼育していますが、『ワカウナギ』は初めての展示になります。

(四万十川学遊館 野村彩恵さん)
「ウミヘビ科の専門家が言うには、とても珍しい魚のようで、あまり情報がない魚なので、なんとか頑張って長生きさせてあげたいと思います。顔をよく見ると可愛いらしい顔をしていますので、ぜひ、この機会に見に来ていただければと思います」

生態は不明で、学遊館はエサとして試験的にアミエビやイカの切り身を与えています。
展示を続けていますがもし、死んでしまった場合は資料用に保存してもらうため高知大学に提供する予定です。