高知県宿毛市にある『大島桜公園』で老化したサクラの木が増えてきていて、市が保全活動に乗り出しています。
宿毛市大島の『大島桜公園』です。

宿毛市は1990年度から“桜の里推進事業”を行っています。この公園にもおよそ9000本のソメイヨシノが植えられ、花見の名所として親しまれてきました。しかし30年以上が過ぎて木が老化し、カビの一種の病気によって枯れてしまう木が増えています。このため市は保全活動に乗り出し、遊歩道沿いの伐採した木の近くにジンダイアケボノや早咲きのカンヒザクラの苗木を植えています。

また、キリンビールが全国で展開する、サクラの保全活動を支援するプロジェクトにも参加しています。

このプロジェクトは2024年新登場した缶ビールを購入すると売り上げの一部が寄付されるほか、専用のサイトにアクセスし付与されたコインを支援したい自治体に寄付する仕組みです。
(宿毛市 商工観光課 吉村敬済さん)
「病気にかかって倒木の危険性の高いサクラを伐採して、新たに病気に強い品種に植え替えをしています。今後も寄付金などを活用して大島桜公園のサクラの保全に努めていきます」

公園のサクラはあちらこちらで開花していて、1週間ほどで見ごろになりそうだということです。