サッカーJ3第6節、高知ユナイテッドSCはアウェーでヴァンラーレ八戸と対戦し、2-3で逆転負けしました。

明治安田J3リーグ15位の高知ユナイテッドSC(勝ち点5)は、16位ヴァンラーレ八戸(勝ち点4)と対戦しました。高知と八戸ともにルヴァンカップの1stラウンド1回戦から中2日の過密日程で迎えた一戦。高知は3日前のガンバ大阪戦から先発を9人入れ替え、ホームの八戸は同じく3日前のアルビレックス新潟戦から先発を4人入れ替えて試合に臨みました。

序盤、チャンスを迎えたのは高知。前半4分、左ウイングバックの水野がカットインからシュート。枠をとらえますが八戸GKの大西にセーブされます。

5分にも高知が左サイドから攻撃を組み立て、水野が深い位置からグラウンダーのパスを送ると、ペナルティエリア手前から高野がシュートを放つも、枠をとらえきれません。

その後も高知は左サイドを中心に攻撃を続け、23分には高野の縦パスを受けた東家(とうや)が左に開いた水野へボールを送ると、再びカットインからシュート。相手DFに当たりコーナーキックを得ます。このプレーから続いた2つ目のコーナーキック。キッカーの上月がグラウンダーのボールをボックス手前に送ると工藤が狙いすましたシュートを左上に決め、前半25分、高知が先制に成功します。

その後、徐々に八戸がボールを支配する時間が増え、前半アディショナルタイム1分、八戸の音泉(おといずみ)のクロスに中野がヘディングで合わせますが、高知GK大杉が手でかき出します。

さらにアディショナル4分、八戸のカウンターで稲積(いなづみ)が左サイドからクロスを送ると、そこから八戸の波状攻撃となりますが、高知DFが体を張って守りきり、高知が1点リードで前半を終えます。

後半6分、八戸は音泉が脇坂(わきざか)に預けると、そのまま脇坂が高知DFをかわしてシュートまで持ち込むも枠をとらえきれず。一方、高知は13分、東家が前に蹴り出したボールに反応した小林心が抜け出すと八戸の蓑田(みのだ)に倒されPKを獲得します。このPKを小林心が左下隅に落ち着いて決め、後半14分、高知が2-0とリードを広げます。

しかし後半19分、八戸は右サイド深い位置からスローインを入れると、高知がクリアできなかったボールを脇坂が叩きこみ八戸が1点を返します。その後、八戸が攻勢を強め幾度となくチャンスを迎え後半44分、八戸のコーナーキック。井波のボールに高尾が頭で合わせ土壇場で同点に追いつきます。

さらに後半アディショナルタイム1分、再び八戸のコーナーキック。今度は蓑田が頭で合わせて八戸が一気に逆転します。試合はこのまま2ー3で終了。高知は八戸に逆転負けを喫し、勝ち点を加えることができませんでした。高知は次戦、3月30日(日)J3第7節、ホーム春野陸上競技場でFC琉球と対戦します。