19日から20日にかけて警察官などの捜査機関を名乗るオレオレ詐欺の予兆電話が高知県内で20件認知されていたことが分かりました。
高知県警によりますと19日から20日にかけて高知県内の固定電話や携帯電話に警察官などの捜査機関を名乗るオレオレ詐欺の予兆電話が20件認知されたということです。
20件のうち12件は「+888」などから始まる国際電話で、下4桁が日本の警察機関の使用頻度が高い「0110」で終わる電話番号が表示されたということです。
予兆電話の手口は音声ガイダンスで「警視庁遺失物総合窓口」をかたり、「重要なお知らせを聞きたい方は0を押してください」とオペレーターにつながせようとするものや、警察官を名乗り「あなたの口座や携帯電話が事件に使用されている」「身の潔白を証明するため」などと口座への送金を要求するものが確認されているといいます。
中には高知県内の実在する警察署の電話番号に見せかけた番号が表示されたという相談もあったということです。
捜査機関を装った詐欺による被害は2025年に入ってすでに6件発生していて、高知県警は「心配なら一旦電話を切って電話番号を調べてかけ直してほしい」と注意を呼び掛けています。