2024年7月、高知市の小学校の水泳の授業で男子児童が溺れて死亡した事故で、11日夜、最後の検証委員会が開かれました。報告書は3月31日に公開される予定です。

2024年7月、長浜小学校の水泳の授業が、プール設備の故障により、近くの中学校で行われ、当時4年生だった男子児童が溺れて死亡しました。11日夜は専門家らによる検証委員会の最後の会議が行われました。中内功委員長によりますと、これまでの会議で「事実関係はおおむね明らかになった」としていて、11日夜の会議では報告書に記載する内容などについて確認したということです。

(検証委員会 中内功 委員長)
「(報告書には)事実関係に加えて、原因であったり再発防止策であったりとか、そこらへんが入ってくる」

報告書は100ページ以上になる見込みで、3月31日に高知市のホームページで公表され、当日は検証委員会の記者会見も開かれる予定です。なお、高知南警察署は当時の高知市教育長や校長ら合わせて7人を、2月、業務上過失致死の疑いで書類送検しています。これについて中内委員長は「報告書の内容に書類送検の影響は無かったと思う」と話していました。