京都の春の食と文化が楽しめるイベントが高知市で始まりました。高知県土佐清水市出身の舞妓も登場し会場は華やかな雰囲気に包まれました。
(川見真宵アナウンサー)
「華やかなお香のにおいに包まれたこちらの会場では、京の食と文化を一日で堪能することができるとあってたくさんの人で賑わっています」
高知大丸で始まった「大京都名舗展」。40年以上前から毎年春に行われています。開場直後から大勢の人で賑わい、人気の老舗菓子・阿闍梨餅は30分あまりで1000個すべてが売り切れに。伝統ある「ばら寿司」の店舗や、「京つけもの」の店舗前にも一時、行列ができていました。

(買い物客)
「豆政さんのおかきを買いました。(これから)なにかお弁当買おうと思っています」
(川見真宵アナウンサー)
「京都といえばお茶菓子ですよね」

(髙野屋貞広)
「いらっしゃいませ。どうぞお好みで詰め合わせを、27種類ございます。ちょうどこの時期はお雛様が近うございますので、お雛さんのゼリーとか桜餅とかご用意しております」
(川見真宵アナウンサー)
「選んでいる時間が一番楽しいですね。華やかな京都の文化を一粒一粒選んでいるという感じがしてテンション上がります。自分のお気に入りの色とりどりのお茶菓子を詰め込むことができて大満足です」
初日の19日は土佐清水市出身の舞妓・雛帆(ひなほ)さんが縁起のいい席で舞うという「松づくし」と「祇園小唄」を披露しました。

雛帆さんは、小学1年生から習っていた日本舞踊を続けたいと、中学校卒業後、京都・祇園に。高知出身の舞妓は京都では雛帆さん一人だといいます。
(祇園東 雛帆さん)
「地元で京都の舞妓として踊らさしてもらうっていう機会いただけてすごいうれしおすし、ありがたいなと思ってます。こんなに賑わって楽しそうにしてくれてはるので、すごいきてよかったなと思ってます。京都の良さやったりとか、京都の雰囲気を味わってもらいたいなと思います」
(訪れた人)
「日本の由緒ある祇園でね、土佐清水でしょ、はるかかなたへ出て行って舞妓さんになるっていうのは大変な努力がいる。大京都名舗展があるとね、土佐に春が来たって感じがするので毎年来ているんですよ」
大京都名舗展は2月25日まで開かれています。
