高知県内で栽培されたラン科植物を集めた展示が県立牧野植物園で8日から開かれます。よさこい祭りやおきゃくなど高知の文化や自然をテーマとし、展示に趣向を凝らしています。

牧野植物園では毎年、「ラン展」を開催していて、19回目の今回は100種類、2200株のランが展示されています。このうち50種類が県内で栽培されたものです。

土佐のおきゃくや太平洋を泳ぐクジラなど高知の文化や自然をテーマに、展示にも趣向を凝らしています。

こちらはよさこい祭りの地方車をモチーフとした展示台に、須崎市で栽培されたコチョウランが並びます。優美で品のある姿が整然と隊列を組んだ踊り子の姿にも見えます。

また「ランの園、高知」エリアでは、生産者が展示用として丹精込めて栽培した選りすぐりの15点が展示されています。芸術作品のような個性あふれるランが来園者の目を惹きます。

(牧野植物園 栽培技術課 丹羽誠一 温室管理班長)
「ラン科植物は香り、形など非常に魅力的な植物ですけれども高知でも身近に、こんなにもいろんな種類のランが生産されていることを来園者に感じていただきたい」

ラン展「ランで彩る高知の魅力」は8日から3月2日まで高知県立牧野植物園で開かれます。