高知県内は山地を中心に大雪となっている所があり、津野町高野では一時、42センチの積雪を観測しました。中部と西部では7日昼前から8日にかけて山地を中心に再び大雪となる見込みです。

強い冬型の気圧配置の影響で県内は中部と西部の山地を中心に大雪となっている所があります。

津野町高野では午前6時の時点でここ5年で最も多い42センチの積雪を観測しました。午前9時には38センチとなっています。

津野町では連日の雪かきに追われる人や、滑らないように気を付けながら歩いている人の姿がありました。

(住民)
「風が強くてなかなか歩くのがたいへんですね。車で来てもいいけどすべりますので用心して歩いてきました」

交通にも影響が出ていて、JR四国によりますと雪の影響でJR予土線は終日運休に。またJR土讃線の特急「南風」は高知ー児島間で、普通列車は土佐山田ー琴平間で運転を見合わせていて、再開の目途はたっていないということです。

さらに、国道32号は大豊町大久保から大豊町西土居までの6.6キロメートルの区間が、通行止めとなっています。

高知県警によりますと、6日午前9時までの24時間で高知県内で11件のスリップ事故が発生しているということです。

気象台によりますと中部と西部では7日昼前から8日にかけて再び、山地を中心に大雪となり、平地でも大雪となる所があるということです。

7日午前6時までの24時間に予想される降雪量は多いところで平地で3センチ、山地で10センチとなっていて、7日午前6時から8日午前6時までの24時間では、平地で10センチ、山地で30センチの降雪量が予想されています。

気象台は積雪や路面の凍結による交通障害に十分注意するほか、着雪や倒木による電線などの断線、農業施設の管理に注意するよう呼びかけています。