2024年の高知県内企業の倒産件数が、過去10年で最多となったことがわかりました。コロナ禍のいわゆる「ゼロゼロ融資」の返済がピークを迎えたことが要因とみられます。
東京商工リサーチによりますと、2024年の県内企業の倒産件数は43件で、過去10年で最多となりました。過去2番目に少なかった2023年は17件で、およそ2.5倍と大幅に増加しています。
コロナ禍に設けられた実質無利子・無担保の、いわゆる「ゼロゼロ融資」の返済が2024年4月以降ピークを迎えたことが要因とみられます。
産業別では「サービス業他」の12件が最多に。負債総額は50億2600万円だったということです。
東京商工リサーチは、物価高や人件費によるコストの増加などを理由に、今後も全国的に、中小企業を中心に倒産件数が増えると分析していて、県内でも警戒が必要だとしています。