「ネットバンキングの情報が流出している可能性がある」などというウソの電話で高知県宿毛市に帰省していた50代の女性が250万円をだまし取られました。

県警によりますと1月4日、宿毛市に帰省中だった50代の女性が自宅のパソコンでインターネットを使っていたところ、突然、「開く」という画面が表示されました。

クリックすると「トロイの木馬に感染しました」という文章とともに、「Microsoft」社を装った問い合わせ番号が表示され、警告音が鳴り始めたということです。

女性がその番号に電話をかけたところ、男につながり、男はURLの入力などを指示。パソコンを遠隔操作できる状態になり、男は警告音を止めました。

その後、別の人物を名乗る男に電話が代わり、「インターネットバンキングの情報が流出している可能性があり、口座を凍結する必要がある」「一時的に預金を指定する口座にうつす」ように指示され、女性は250万円を送金しました。

すると犯人側から「これは詐欺で警察に行ってください」と言われたということです。県警は焦らず冷静になって、まわりの人に相談するよう呼びかけています。