2023年度、障がい者に対して行われた虐待行為の件数が過去最多だったことが分かりました。「生命や身体などに危険があった」ケースもありました。

高知県によりますと2023年度、県や市町村に障がい者への虐待についての相談や通報が74件寄せられたということです。

このうち32件は実際に身体への虐待や放棄・放置などのネグレクトの事実が認められ、県が統計を取り始めた2012年以降、最も多くなりました。家族などからの虐待が16件で、中には「生命や身体などに危険があった」ケースもありました。また、福祉施設の職員などによる虐待は16件で、こちらも過去最多となりました。県はこうした施設に、すでに文書などで改善指導を行っているということです。