2025年夏の参議院議員選挙について自民党が合区の解消を断念したことがわかりました。候補者が擁立できない選挙区ではこれまで通り「特定枠」を設ける方針です。

自民党高知県連によりますと12月8日、東京の自民党本部で、参院選の合区の対象となっている「徳島・高知」「鳥取・島根」の各県連の幹事長に対し「来年夏の参院選は合区の解消を断念する」ことが伝えられたということです。候補者を擁立できない県にはこれまで通り「特定枠」を設けることも伝えられ、2025年1月中旬を目処に特定枠の候補者を両県連で協議し、決めることになったということです。

これを受け、高知と徳島の両県連は今後、選挙区と特定枠の候補者について話し合う場を設けることにしています。自民党高知県連の明神健夫幹事長は「時間がない中だが急ぎ候補者の選定を検討する」とコメントしています。

 

2025年夏の参院選は、2019年に当選した議員の改選となりますが、徳島・高知選挙区で選出された議員は、秘書への暴行問題で議員辞職。2023年、補欠選挙が行 われていました。