「私は選手の人生を預かっている」

社長として、寮母として日々奮闘する志穂美さん。リビングにあるカレンダーには、試合日程と選手全員の誕生日が書き込まれていて、まさに母親のような愛情にあふれている。

■山本志穂美さん
「ユナイテッドの選手たちは、短い選手生命をかけて必死に戦っている。それに応えなくてはいけないという気持ちでいっぱいです。私は選手の人生の一部を預かっていると思っているので、これからも全身全霊で支えていきます」

どんなに忙しくても食事を作り続けてきた志穂美さん。Jリーグ入り目指して戦う選手たちの体づくりのためにと、きょうも台所に立ち、愛情たっぷりの料理で「息子たち」の帰りを待っている。

※【J3昇格の条件】JFLリーグ2位以内、ホームゲームの1試合平均入場者数2000人以上で年間入場料収入が1000万円に到達していることなど。