精神に障がいがある親がいる人や支援者で支えあうグループが高知県で発足し、初めてのフォーラムが開かれました。

高知県内で新たに発足したのは「こどもぴあ・高知けんぴ」です。精神疾患のある親をもつ人たちがつながる場を作ろうと、当事者と支援者が立ち上げたグループで、東京、大阪など全国に広がっています。

9日のフォーラムでは、こどもぴあでサポートを行っている専門家が講演したあと、当事者が体験を語りました。

当事者たちは、高校生や大学生になるまで家庭の話を誰にもできず生きづらさを感じていたことから、幼いころに話を聞き、相談にのってくれる人がいてほしかったと話していました。

(こどもぴあ・高知けんぴ 後藤麻友 代表)
「一言でいうと安心できる居場所だったらいいなと思う。社会の中で話をしたいと思っても話せる人を見つける、受け止めてくれる人を見つけるとこからがまず大変。『誰かに話したいな』『自分で抱えているのがしんどいな』と思っている人に、こういう会があるという情報が届いたらいいなと思う」

「こどもぴあ高知けんぴ」への問い合わせは kodomopeer.kochi@gmail.com で受け付けています。