
また、事故の翌年には新しい「えひめ丸」が完成。その後、ハワイ沖での実習が再開されました。
日本の多くの水産高校が実習を行っているハワイ沖。私たちは、事故から10年を迎えた際、潜水艦の事故対策の現状を取材しました。アメリカ太平洋艦隊は、緊急浮上訓練について、中止することはできないと断言しました。
アメリカ太平洋艦隊
「潜水艦のシステムが適切かつ効果的にできていることを確認するための訓練。えひめ丸の事故の後、規制を厳しくしている。操縦や潜望鏡の操作について規制を設け、航行や訓練が安全に行われることを再確認して準備にあたっている」
えひめ丸事故で高校生の息子を亡くした遺族
「信用するしかない。アメリカ海軍としても、最善を尽くすと言っているので」
若者の未来を奪った事故は、再発防止への課題を次の時代に残すとともに、日米関係のあり方をも問いかけています。